カテゴリ:日々( 9 )

洞爺から、日々へ

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洞爺での体験、出会いを経て家へ帰る。
日々の日常へ。
9月、久しぶりに会いたい人に合ったり、話したり、行ってみたかった場所を訪れてみる。
どこへいっても、そこにはそこの、その人にはその人の日常がある。それは当たり前にみんな違っている。
私には私の暮らしもあって。
何を大切にアリタイデスカ?とみんなと別れた後、改めて問いかける。

アトリエを借りてから、お料理をよくするようになった。ちょっと日持ちするような常備菜を作り、冷蔵庫や冷凍庫に保存する。食べるときはご飯にあわせたり、パスタやおうどんに合わせたりとアレンジするといろんな食べ方が楽しめる。制作に入るぞ!と言う前日は、ひたすら常備菜を作り続ける。その時間も楽しくもあり、美味しくもあり。

暮らしと創造(クリエーション)は常に共にある。
お料理だってそうだし、結婚して家族を作ることだって人生をかけたクリエーションなのだと思う。
私にとって、今は、針仕事や染め、糸を作ること、布を織ること、服を繕うこと。そういうクリエーションがもっともっと生活と近くあって欲しいと思っている。なので日々の暮らしをそう意識してみている。
Laiは、それをやってみる場所であって。
そういうことを試してみる為の実験と暮らしの場所という意味のアトリエでもある。

色んなことに頭を抱えたり、いらないことを心配し、悩んだり、模索することばかりだけれど、それらを一旦なしにしてみると、迷いのない一本の道がちゃんとあって。それだけを見て、歩みを進めていけばよいのだと、そう思う。

10月の初め、思い立って大阪にあるギャラリーへ行った。とても素晴らしい展示だった。シーグラスの様な、自然に削られて丸くなった石のような、そんな形のすごく透明なガラスの物体がグレーの室内に散りばめられていた。とても美しかった。ひとつひとつ吹きガラスの手法で作られたものだという。シンプルな形の中に沢山の工夫や技術、知識や想像、試行錯誤が美しく消化されたもの。とても、とても素晴らしかった。

帰り道、自分が生み出すものの行く先を思う。

色々と考えちゃう実りの秋、2017。

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by nanalight | 2017-10-02 16:26 | 日々

雲の行方

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制作が、続いている。
こんな風に没頭できる時間があることは幸せな反面、どこまで形にできるか、やりきれるかと、色んな感情が行ったり来たり。それすら幸せなことなんだと、落ち着いては思う。
大切なことを大切に。
始めたら終わらせることだ。

私たちは、世界の中の小さな一部分にしかすぎない。

そう話してくれた師の言葉を時々思い出す。
よし、ラストスパート。
これから布を染める。
目には見えるけど形のない色の不思議を体感しよう。
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by nanalight | 2017-08-20 11:03 | 日々

不確かな確かの中で

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この夏の終り、あやちゃんの舟に乗り、北海道へいきます。
その準備に励む日々が始まっている。
それは、自分との戦いでもあって。
楽しい時間でもあるのだけれど、制作の時間はいつも超えられない何かに向かってもがくような形でもあり。その時間の中に快感もあるし、解き放たれるような瞬間もある。悔しさや、泣きそうな瞬間もある。どうにか見えない何かを越えようと、止めればいいのにやめられないで生きてる。
越えたっていう時なんて来ないのかもしれないし、そんなこと考える前に身体を動かせというのが正しいのかもしれない。

見えないソレ。上手く言えないし、無いものかもしれないけれど、なんだかとても信じていて。見えない、よく分からないこのことが自分の原動力になっているなんて。私は一体何に向かって、今これらのことに取り組んでいるんだろう?

「不確かな確か」

それは、昔からいつも中にある。
一番信じられるもの。
この中で、私はこの人生を生きるのだろうと思う。

昔から夜は時々こんなことを思っている。

梅干しが大分浸かっている。

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by nanalight | 2017-07-26 00:13 | 日々

月の染と旅の糸

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糸ってどうやってできてるんだろう?
高校を卒業してから、ファッション工芸を学び、帽子の型紙を引き、再び洋服のデザインやブランディング、パターンを学び、アパレル、染色材料店での仕事を経て、nanalight。何かをする度、どんどん知らないことが増えていく。知らなすぎて当たり前だった事、その歴史を覗いていくと、もう、ハッとすることばかり。
行く先は、民俗学に繋がる。人が営みを始めたそれぞれの土地の上で生まれているもの。そういうことを知った上で物を作っていたいと思う。太古の人達のたくさんの智慧の上に私達がいて、私達も先の誰かの智慧になるのかもしれない。私達も繋ぐ者のひとりなのだとしたら、自分の興味を深く学んでその先に何かを繋げられたらと思う。
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(トウモロコシの皮)

このところ、アトリエで過ごすことも増えて、居心地の良い場所になってきた。自分の場所になるには少しの時間がかかるもの。場所と土地と対話しながら少しずつ関係を寄せる。沢山の材料が溢れ、染めている瓶が並んでいて、糸紡ぎの道具やいろいろが雑多に並ぶ場所。
時々外に出てみると、流行りなんかに驚いたり、新鮮に感じたりする。
ゆっくりなペースではあるけれど、この人生の中で過ごす時間、湧き上がった興味を掘り下げて行きたいと思う。このアトリエで過ごせる時間、少しでも深くそういうものを知れたらいい。その中で制作も深めて行けたらと思う。

作っていくものの事を考える。どこか定まらずにいる気がして、考えることが多いけれど、手を動かす中に答えがあるのだろう。
衣服はやはりかかせない。風を感じられるような衣服を提案できたらと思う。
いろんな葛藤の中、今日も何か触れて喜びこんな人生も悪くないなと、でももう少し抜け出したいな。

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by nanalight | 2017-07-14 21:20 | 日々

日々の日記

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ゆりちゃんのもらいもん日記の影響を受け、書き始めたblog.
うまく再始動し始めているんじゃない?
その日あったことや感じた気持ちを忘れないようにと、書き場所を探し始めている自分がいる。いままでは、何でもノートと呼ぶ特別なノートがあって、そこに書いていたものを、人が見ることのできるこの場所に書き始めている。
今日は、朝起きてごみ捨て。裏の小路を散歩することから始まった。朝日がキラキラと気持ち良いことこの上なし。家へ戻り、縫い仕事。午後からは、この場所を借りるきっかけをくださった方が取材を受けられるとのことで、私の場所も撮影していただけることとなる。お昼前、午前中の縫い仕事を、切り上げ、急いで掃除。和やかに撮影も終わる。いろんな人の仕事を見られる機会があることは、とても嬉しく、すごいなぁ、とそういうものに触れる度に思う。
夜はNOMAさんへ搬出に。馴染みの顔ぶれ。世代も性別もやっていることもそれぞれに違う人たちと顔を合わせる機会。一度実家に戻り、再びアトリエへ。木曜にあるTRAVELLER'S BAR で話すこと、写真などを考える。合間に、昨日受け取った糸紡ぎの道具で糸を紡ぐ。気がつけば、なんだかせわしない1日になっているなぁ...
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by nanalight | 2017-06-19 22:00 | 日々

amazonと蕎麦

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朝、実家からアトリエへ。
小包を受け取らねば、と自転車押しながら急ぎ足で坂を上がる。ヤマトさんから受け取り、箱を開ける。なんの香り?ゆりちゃんからの第一弾の交換日記の始まり。泣けてくるくらい幸せ。私はこの夏、この糸紡ぎの道具をつかって糸を紡ぐ。
夕方、岡本まで出かける。いろんな思いや決断の中で人は生きてる。そんな様に触れ、とても生きてる人だと感じる。
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by nanalight | 2017-06-18 16:26 | 日々

木の棒と糸と

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昨日は、マヤ織の原始機の先生を訪ねる。先生と知り合ったのは、もう、何年前になるかな?たまたま同席して、お話したことがきっかけ。時折、ホームパーティに誘ってくださったり、必要な情報をくださったりと、ありがたく関係が続いている。
時が流れて、私はサルデーニャで腰機を教わる。帰国後、先生が原始機や織りに携わっておられる理由をある雑誌で読み、そこにすごく惹かれた。キアラさんの考え、わたしがそこで心動かされたことが、勝手ながらとてもリンクする。
お伺いし、見学し、数本の木の棒と糸と身体で、こんなに多くの表情の布が織れることに驚く。
私は月に一度、先生から原始機のこと、いろんな国の機や繊維のことを学ばせていただくことを決めた。こういうことは、いつも直感で。計画性のない性格だけれど、こういう気持ちにはそのまま乗るべきなんだっていうことは、身体のどこかが知っているのだと思う。このところの私は、織りに引き寄せられていっている感が強い。乗りましょう、この波。

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by nanalight | 2017-06-17 07:43 | 日々

床の日々

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先日、自転車から転げ落ち、頭を怪我してしまい、夏の始まりの連休を床で過ごすことになってしまいました。
アトリエが好きな私は、過ごす場所をアトリエに決め、風の音や虫の声を感じながら過ごしています。
あれしなきゃ、これしなきゃな日々を無視意識のうちに過ごしているのだなぁ、と。
寝て起きて、水分を取って、風が吹いてきたなとか、蝉の声を聞きながら、何もせずにいる時間です。
「携帯の電源も消して、ゆっくり休んで自然治癒力をあげてあげて」との言葉をもらったけれど、頭を打ってるだけに何か急変した時はすぐ電話できるようにと、電源は入れて。
そうすると、悪い癖。
触ってしまうなぁ。

転げ落ちた日は、とても楽しみな場所へ連れて行っていただく予定でした。楽しみにしていたけれど、命が助かったのだから、良しとしないとと。また、いけるさ、と。
もうひとつ、素敵な絵を描かれる方の絵を買いに行きたいと思っていました。
その方の幹が好きなのです。
目に映る場所に置いていたいと思って。
怪我しても尚、欲にまみれてるなぁ。

不意に訪れた、何もしない時間は、きっと今の私に必要なんだろう。

自分が感じることを、自分の身体を、手を、心を通して、どのように表現できるだろうかと。

思わぬ方向へ行ってしまわないように、大切に表現したいと思う。
自分の幹を探しながら、感動する場所を確かめながら。
そうでなくても良いのかもしれないけれど、自分がすることであれば、そうでありたい。
大袈裟だけれど、死ぬ時に、スッキリしていたいなと思っている。
何か見えない確かなものがいつもあって、それを信じているけれど、上手く言葉にできなくて、もがきながら、楽しんでもいる。
自分のイメージする提案の方法を具現化しよう。
イメージは、外に、目に見える形にして出さないと伝わらないものだ。
床で、そんなことを考えたり、眠ったりしています。

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by nanalight | 2016-07-16 18:52 | 日々
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2016年も、早1ヶ月が経とうとしている。
blogには、お知らせばかりをあげていたけれど、今年からもう少し日々のこともあげていこうと思う。

5、6年前、私は京都に住んでいた。
知り合ったばかりの友人を誘って、長浜にある、とあるお店へ出かけた1日。
こそばいような、楽しいような。
そんな空気感の中で過ごした1日のことを、今も時々思い出す。

ちょうど、ガラクタ市が開かれていて、凸版印刷用のいろんな文字があり、ずっと眺めていた。
何に使うわけでもなく、大切に想う漢字を選んで購入した。
何に使われるわけでもなく、今も部屋にある。

今日、ふと、5、6年前の自分の選んだ文字を見てみたくなった。

なんら、今の興味と変わらない漢字が並ぶ

いつの日か、何か小さなお店を開くようなことがあれば、この判を何かに使いたいと、そんな風に思っている。

きっと、そこにバシッとはまるような気がしている。

今日の寄り道はここまでにして、今日は、お料理を作るあの人へ、エプロンを作ります。


1月の半ば、ひとつ歳を重ねました。
その日の空気を覚えているお花が、まだしっかりと咲いている。

今年の目標は、自分を開いて、ありのままに手を動かすこと。
実は、毎年の目標でもある。
きっと、ずっと言い続けるのだと思ったりする。
言葉より先に、手がしゃべったらいいね。

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by nanalight | 2016-01-31 16:26 | 日々

Life equal creation, creation equal life. Sardinian spirit inspired me. Love Sardegna.


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